オブジェクトを揃える
なぜ揃えるのか
デザインにおいて配置した要素を「揃える」ことはとても重要です。
文字やオブジェクトがバラバラになっているデザインは煩雑な印象を与えてしまい、見づらくなってしまいます。各要素をキッチリと揃えることで整然とした印象を与えることができ、特に掲載量が多い制作物の場合は顕著にその効果が現れるでしょう。
違いを理解する
まずはこちらの2つのデザインを見比べてみてください。
この2つのデザインは文字や写真の位置以外は全く同じデザインですが、全体的にBの方がスッキリとした印象に感じるかと思います。写真・キャッチコピー・リードコピー・本文・アイコンの位置をキッチリ揃えて配置するだけで、紙面全体を見たときにこれだけの違いが生まれます。Aのデザインのようにあえて各要素をズラして配置することで紙面に躍動感を出す手法もありますが、その場合はAの調整では不十分です。計算された「ズラし」に見せるためにはスペースや全体のバランスを取らないといけないので、難易度が高いです。その辺りの感覚がつかめるまでは揃えることを意識した方が良いでしょう。
ラインを意識する
では具体的にどうオブジェクトを揃えればキレイに見えるのでしょうか。
上記の3パターンのラインを意識して見るとオブジェクトが揃っているのか、ズレているのかが見えてくると思います。注意点として、なんとなくの感覚で揃えてしまうと微妙なズレに気がつかないことがあるので、必ずキチンとガイドラインを引いて揃えてくださいね。
揃えることの大切さが理解できたでしょうか?
チラシや雑誌を見るときに、ラインを意識して見てみると新しい発見があるかもしれませんよ。